末梢動脈疾患の予防

PAD Prevention

動脈硬化を早期発見・早期治療するために

末梢動脈疾患(PAD)とは動脈硬化に起因する動脈の狭窄・閉塞によって末梢の循環障害となる病気です。 現在では増加の一途をたどっている病気で、重症下肢虚血では5年生存率が50%以下と言われ、死亡に至らなくても切断となればQOLは極めて悪くなります。 また、重症下肢虚血の患者さまでは、脳や心臓の動脈硬化症も併発している事が多いのも特徴です。

透析患者さまにおける下肢切断の予後

ある研究において、PAD 合併透析患者は非合併の透析患者さまに比べて心血管死亡率が高く、QOL も低いことが明らかとなっています。 PAD 合併の透析患者さまでは非合併の透析患者さまに比べ予後が不良であり、透析患者さまにおいてPAD の合併は重大な危険因子であると考えられます。

動脈硬化、下肢切断とならないために

早期に発見するためには、定期的なフットチェックとABI(足関節血圧と上腕血圧の比)を測定する事が重要です! 当院では定期的なフットチェック、ABI測定によるPAD評価や必要に応じてSPP測定(下肢の血圧から血流の低下を評価する検査)を実施しております。

①定期的なフットチェックの実施

②定期的なABI 測定によるPAD の早期発見
足関節血圧と上腕血圧の比(ABI)による診断を行っています。

  • ABI≦0.9:下肢動脈の狭窄(閉塞)の可能性が高い
  • ABI>1.4:下肢動脈の石灰化の疑い(糖尿病や透析患者さまに多い)

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