検査表の見方

Look up

身体測定

BMI値

BMI値は身長に見合った体重かどうかを判定する数値です。体重÷身長÷身長で算出します。

要注意 基準範囲 要注意
18.4以下(低体重) 18.5~24.9 25.0以上(肥満)

(単位:㎏/㎡)

血圧

血圧値

血圧値によって心臓のポンプが正常に働いているか、また高血圧かを判断します。

基準範囲 要注意 異常
収縮期血圧:129以下 130~159 160以上
拡張期血圧:84以下 85~99 100以上

(単位:㎜Hg)

体組成

体脂肪率や筋肉量、基礎代謝量、内臓脂肪量など体の内部の情報を測定する検査です。

肺機能(スパイロメーター)

大きく息を吸ったり吐いたりして、呼吸機能を評価する検査です。

%肺活量

性別、年齢、身長から算出された予測肺活量に対して、あなたの肺活量が何%であるかを調べます。
80%以上が基準値です。79%以下では肺のふくらみが悪いことを意味し、間質性肺炎や肺線維症などが考えられます。

基準範囲 異常
80.0以上 79.9以下

(単位:%)

1秒率

最大に息を吸い込んでから一気に吐き出すとき、最初の1秒間に何%の息を吐きだせるかを調べます。69.9%以下では肺気腫や慢性気管支炎などが考えられます。

基準範囲 異常
70.0以上 69.9以下

(単位:%)

喀痰細胞診

出来る限り起床時の早朝に採取した痰を提出し、顕微鏡で調べる検査です。気管支などの肺門部にできたがん細胞の一部が、痰にまぎれて出てくるものを調べるための検査です。肺門部にできるがん(主に扁平上皮がん)は喀痰細胞診で見つけやすいといわれています。

視力

視力

目の病気がないのに裸眼視力が0.7未満の場合は近視・乱視が考えられます。

基準範囲 要注意 異常
1.0以上 0.7~0.9 0.6以下

色覚

色覚異常の有無を調べる検査です。

眼底カメラ

目の奥の状態を調べる検査です。動脈硬化の程度、高血圧、糖尿病による眼の合併症や緑内障・白内障の有無などを調べます。

眼圧

眼球の中は房水という液体で圧力が保たれています。眼圧が低いと網膜剥離、外傷などが、高いと高眼圧症、緑内障が疑われます。

聴力

聴力

低音と高音の両者が聞こえるかを調べます。1000Hzの低い音では30dB(音の大きさ)
以下の音が聞こえれば正常です。4000Hzの高い音では30dB以下が正常です。
それ以上でないと聞こえない場合は、難聴や中耳炎などが疑われます。

周波数 基準範囲 要注意 異常
1000Hz 30dB以下 35dB 40dB以上
4000Hz 30dB以下 35dB 40dB以上

(単位:dB)

尿検査

尿蛋白

腎臓の傷害により尿蛋白がふえます。腎炎、糖尿病腎症などが考えられます。

基準範囲 要注意 異常
陰性(-) (+)(±) (2+以上)

尿糖

尿中の糖分を調べる検査です。糖尿病、甲状腺機能亢進症や腎性糖尿などで陽性となります。腎臓糖尿とは血糖値が高くなくても、尿糖が陽性になる病態で問題ありません。

尿潜血

尿に血液が混じっていないかを調べます。尿路結石、膀胱炎、糸球体腎炎などで陽性となります。女性では病気でなくとも陽性になる率が高めです。

尿ウロビリノーゲン

尿中のウロビリノーゲンの有無を調べる検査です。急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝がん、腸閉塞、便秘、溶血性貧血などで陽性となります。

尿pH

試験紙を使って体内の酸塩基平衡(酸性とアルカリ性を保つバランス)を調べる検査です。尿PHが基準値より低い(酸性)と高尿酸血症(痛風)、糖尿病、発熱をともなう病気、低栄養、脱水などが疑われます。尿PHが基準値より高い(アルカリ性)と膀胱炎、尿道炎、腎不全などが疑われます。

尿沈渣

尿を遠心分離器にかけてできた沈殿物を調べます。尿中に存在する物質の凝集が尿沈渣です。さまざまな物質があり、その種類によってどのような疾患に由来する物であるかを判断します。

尿細胞診

尿中にがん細胞が含まれていないかどうかを調べる検査です。

レントゲン検査

胸部X線

肺炎、肺結核、肺がん、肺気腫、胸水、気胸など、呼吸器の疾患の有無、その程度がわかります。

骨密度測定(DEXA法)

骨の中にカルシウムや他のミネラルがどの程度詰まっているかを測定し、骨の強度を調べる検査です。主に骨粗鬆症のリスクを把握することが目的です。

CT検査(胸部~骨盤)

X線を使って体の断面を画像化し、体の中の様子を把握する検査です。小さい病変やがんの早期発見に有効です。

超音波検査

腹部エコー

肝臓、すい臓、腎臓に腫瘍があるか、胆のうには胆石などがあるかを調べる検査です。超音波検査では、超音波が入りにくい部分があるため、全域を観察できないことがあります。特にすい臓は奥深い場所にあるため、見にくくなります。

心エコー

心臓の形や動きを見ることによって、心臓の機能を評価する検査です。心不全、虚血性心疾患、不整脈、弁膜症、心筋症などがあるかを調べます。

頸動脈エコー

動脈硬化の有無や程度を調べる検査です。血管壁にプラークがどのくらいあるか、血管がどのくらい狭くなっているかなどがわかります。

心電図検査

心電図

心臓の筋肉に流れる電流を体表面から記録する検査です。電流の流れ具合に異常がないかがわかります。また1分間に電気が発生する回数である心拍数も測定されます。

血液検査

肝機能・腎機能検査

総蛋白(TP)

血液中の総たんぱくの量を表します。数値が低い場合は栄養障害、ネフローゼ症候群、がんなど、高い場合は多発性骨髄腫、慢性炎症、脱水などが疑われます。

異常 要注意 基準範囲 要注意 異常
6.1以下 6.2~6.4 6.5~7.9 8.0~8.3 8.4以上

(単位:g/dL)

アルブミン(Alb)

血液蛋白のうちで最も多く含まれるのがアルブミンです。アルブミンは肝臓で合成されます。肝臓障害、栄養不足、ネフローゼ症候群などで減少します。

基準範囲 要注意 異常
3.9以上 3.7~3.8 3.6以下

(単位:g/dL)

ASTとALT

ASTは、心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素です。ALTは肝臓に多く存在する酵素です。数値が高い場合は急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎などが疑われます。ASTのみが高い場合は心筋梗塞、筋肉疾患などが考えられます。

基準範囲 要注意 異常
AST 30以下 31~50 51以上
ALT 30以下 31~50 51以上

(単位:U/L)

γ-GTP

γ-GTPは、肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上昇します。数値が高い場合は、アルコール性肝障害、慢性肝炎、胆汁うっ滞、薬剤性肝障害が疑われます。

基準範囲 要注意 異常
50以下 51~100 101以上

(単位:U/L)

ALP

ALPは、リン酸化合物を分解する酵素で肝臓や腎臓、骨、小腸などにある細胞でつくられます。数値が高い場合は、閉塞性黄疸あるいは閉塞性胆道疾患が疑われます。

総ビリルビン(T-Bil)

血中に含まれているビリルビンの総量を表す値です。ビリルビンとは、赤血球の中のヘモグロビン(血色素)からつくられる色素です。数値が高い場合は、肝炎、肝硬変、肝がんなどが疑われます。

直接ビリルビン(D-Bil)

肝臓で処理を受けた後のビリルビンです。数値が高い場合は、肝細胞障害や肝内胆汁うっ滞、閉塞性黄疸が疑われます。

コリンエステラーゼ(ChE)

肝細胞でのみつくられる酵素です。数値が高い場合は、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症、脂肪肝、糖尿病、脂質異常症が疑われます。数値が低い場合は、肝硬変、慢性肝炎、肝がん、重症感染症、低栄養などが疑われます。

尿素窒素(BUN)

尿素窒素は、タンパク質が利用された後にできる老廃物です。本来は、腎臓の糸球体でろ過され尿中に排泄されますが、腎機能が低下するとろ過しきれずに血液中に溜まるため、血液中の尿素窒素の値が高くなります。

クレアチニン(Cr)

アミノ酸の一種であるクレアチンが代謝されたあとの老廃物です。筋肉量が多いほどその量も多くなるため、基準範囲に男女差があります。腎臓でろ過されて尿中に排泄されます。数値が高いと、腎臓の機能が低下していることを意味します。

基準範囲 要注意 異常
男性 1.00以下 1.01~1.29 1.30以上
女性 0.70以下 0.71~0.99 1.00以上

(単位:㎎/dL)

eGFR

クレアチニンより精度の高い腎臓機能の指標です。クレアチニン値を性別、年齢で補正して算出します。数値が低いと腎臓の機能が低下していることを意味します。

基準範囲 要注意 異常
60.0以上 45.0~59.9 44.9以下

(単位:mL/分1.73㎡による)

LDH

細胞の中で糖をエネルギーに変換する際に働く酵素の一種であり、特に肝臓や心臓、肺、骨、血液に多く存在する酵素です。数値が高い場合は、肝炎、心筋梗塞、多発性筋炎、悪性リンパ腫などが疑われます。

尿酸(UA)

尿酸は、たんぱく質の一種であるプリン体という物質が代謝された後の残りかすのようなものです。
この検査では尿酸の産生・排泄のバランスがとれているかどうかを調べます。高い数値の場合は、高尿酸血症といいます。高い状態が続くと、結晶として関節に蓄積していき、突然関節痛を起こします。これを痛風発作といいます。また、尿路結石も作られやすくなります。

要注意 基準範囲 要注意 異常
2.0以下 2.1~7.0 7.1~8.9 9.0以上

(単位:㎎/dL)

脂質系検査

HDLコレステロール

善玉コレステロールと呼ばれるものです。血液中の悪玉コレステロールを回収します。少ないと、動脈硬化の危険性が高くなります。数値が低いと、脂質代謝異常、動脈硬化が疑われます。

異常 要注意 基準範囲
29以下 30~39 40~119

(単位:㎎/dL)

LDLコレステロール

悪玉コレステロールとよばれるものです。LDLコレステロールが多すぎると血管壁に蓄積して動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性を高めます。

要注意 基準範囲 要注意 異常
59以下 60~119 120~179 180以上

(単位:㎎/dL)

中性脂肪(TG)

体内の中でもっとも多い脂肪で、糖質がエネルギーとして脂肪に変化したものです。数値が高いと動脈硬化を進行させます。低いと、低βリポたんぱく血症、低栄養などが疑われます。

要注意 基準範囲 要注意 異常
29以下 30~149 150~499 500以上

(単位:㎎/dL)

Non-HDLコレステロール

Non-HDLコレステロールは、すべての動脈硬化を引きおこすコレステロールを表します。LDLコレステロールだけでなく、中性脂肪が豊富なリポ蛋白、脂質代謝異常により出現するレムナント(残り物)などを含み、動脈硬化のリスクを総合的に管理できる指標です。数値が高いと、動脈硬化、脂質代謝異常、甲状腺機能低下症、家族性高脂血症などが疑われます。低い場合は、栄養吸収障害、低βリポたんぱく血症、肝硬変などが疑われます。

要注意 基準範囲 要注意 異常
89以下 90~149 150~209 210以上

(単位:㎎/dL)

糖代謝検査

空腹時血糖

糖とは血液中のブドウ糖のことで、エネルギー源として全身に利用されます。測定された数値により、ブドウ糖がエネルギー源として適切に利用されているかがわかります。数値が高い場合は、糖尿病、すい臓がん、ホルモン異常が疑われます。

基準範囲 要注意 異常
99以下 100~125 126以上

(単位:㎎/dL)

HbA1c

HbA1cは、過去1~2ヶ月の血糖の平均的な状態を反映するため、糖尿病のコントロールの状態がわかります。また、空腹時血糖が126mg/dL以上かつHbA1c 6.5%以上なら糖尿病と判断します。

基準範囲 要注意 異常
5.5以下 5.6~6.4 6.5以上

(単位:㎎/dL)

インスリン(IRI)

すい臓から分泌し、血糖値を下げる働きをするホルモンです。数値異常の場合は、糖尿病などが疑われます。

骨格筋・心筋検査

クレアチンキナーゼ(CK)

骨格筋や心臓などの筋肉細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たす酵素の一種です。数値が高い場合は、進行性筋ジストロフィー、多発性筋炎、横紋筋融解症、急性心筋梗塞、心筋炎などが疑われます。また、激しい運動や筋肉注射後、脱水や一部のサプリメントの服用などでもCK は上昇します。数値が低い場合は、甲状腺機能亢進症、関節リウマチなどが疑われます。

BNP

脳性ナトリウム利尿ペプチドのことで、心臓内で合成されるアミノ酸によって生成されるホルモンです。一般的にBNPが高値であるほど症状は強く、重症になるとされています。

血清アミラーゼ

アミラーゼは、でんぷんなどの糖類を分解する消化酵素です。おもにすい臓、唾液腺、耳下腺で分泌されます。数値が高い場合は、すい臓や唾液腺、耳下腺の炎症や異常が疑われます。

血球系検査

赤血球(RBC)

赤血球は肺で取り入れた酸素を全身に運び、不要となった二酸化炭素を回収して肺へ送る役目を担っています。赤血球の数が多すぎれば多血症、少なすぎれば貧血が疑われます。

血色素(Hb)

血色素とは赤血球に含まれるヘムたんぱく質で、酸素の運搬役を果たします。減少している場合、鉄欠乏性貧血などが考えられます。

異常 要注意 基準範囲 要注意 異常
男性 血色素 12.0以下 12.1~13.0 13.1~16.3 16.4~18.0 18.1以上
女性 血色素 11.0以下 11.1~12.0 12.1~14.5 14.6~16.0 16.1以上

(単位:g/dL)

ヘマトクリット(Ht)

血液全体に占める赤血球の割合をヘマトクリットといいます。数値が低ければ鉄欠乏性貧血などが疑われ、高ければ多血症、脱水などが考えられます。

MCV・MCH・MCHC

MCVは赤血球の体積を表します。MCHは赤血球に含まれる血色素量を表します。MCHCは赤血球体積に対する血色素量の割合を示します。MCVの数値が高いと、ビタミンB12欠乏性貧血、葉酸欠乏性貧血、過剰飲酒が疑われます。低いと、鉄欠乏性貧血、慢性炎症にともなう貧血が疑われます。

白血球数(WBC)

白血球は細菌などから体を守る働きをしています。数値が高い場合は細菌感染症にかかっているか、炎症、腫瘍の存在が疑われますが、どこの部位で発生しているかはわかりません。たばこを吸っている人は高値となります。少ない場合は、ウィルス感染症、薬物アレルギー、再生不良性貧血などが疑われます。

異常 基準範囲 要注意 異常
3.0以下 3.1~8.4 8.5~9.9 10.0以上

(単位:10³/μL)

血小板数(PLT)

血小板は、出血したとき、その部分に粘着して出血を止める役割を果たしています。数値が高い場合は血小板血症、鉄欠乏性貧血などが疑われ、低い場合は再生不良性貧血などの骨髄での生産の低下、特発性血小板減少性紫斑病などの体の組織での亢進、肝硬変などの脾臓でのプーリングが考えられます。

異常 要注意 基準範囲 要注意 異常
9.9以下 10.0~14.4 14.5~32.9 33.0~39.9 40.0以上

(単位:10⁴/μL)

貧血検査

血清鉄

血液中の鉄分の過不足を調べる検査です。数値が高い場合は、再生不良性貧血、急性肝炎などが疑われます。数値が低い場合は、貧血が疑われます。

TIBC・UIBC

鉄代謝に異常をきたす疾患や病態の変化を調べる血液検査です。数値が高い場合は、鉄欠乏性貧血や潜在性鉄欠乏症などが疑われ、低い場合は鉄過剰症や再生不良性貧血などが疑われます。

フェリチン

体内の鉄の量や鉄欠乏性貧血などの有無を調べる検査です。

電解質検査(Na・K・Cl・Ca・P)

体内の水分に溶け込んでいるイオン濃度を測定し、身体のバランスの異常を調べる検査です。電解質の濃度が基準値と比べて高かったり低かったりすると、脱水症や腎不全、心不全などの可能性が考えられます。

感染症系検査

CRP

細菌・ウィルスに感染する、がんなどにより組織の傷害がおきる、免疫反応障害などで炎症が発生したときなどに血液中に増加する急性反応物質の1つがCRPです。細菌・ウィルス感染、炎症、がんの有無を調べます。

基準範囲 要注意 異常
0.30以下 0.31~0.99 1.00以上

(単位:㎎/dL)

HBs 抗原

B型肝炎ウィルスに感染していないかを調べます。陽性の場合は、現在B型肝炎ウィルスが体内にいることを意味します。

基準範囲 異常
陰性(-) 陽性(+)
HCV抗体

C型肝炎ウィルスに感染していないかを調べます。陽性の場合は、現在C型肝炎ウィルスが体内にいることを意味します。

基準範囲 異常
陰性(-) 陽性(+)

甲状腺検査

FT3・FT4

甲状腺で作られる甲状腺ホルモン(FT3・FT4)の量を調べる検査です。FT3・FT4が上昇している場合は甲状腺機能亢進症が疑われます。FT3・FT4が低下している場合は甲状腺機能低下症が疑われます。

TSH

脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の量を調べる検査です。数値が高い場合は、甲状腺機能低下症が疑われます。数値が低い場合は、甲状腺機能亢進症が疑われます。

リウマチ検査(RF)

血液中のリウマトイド因子(RF)の量を調べる検査です。数値が高い場合は、関節リウマチが疑われます。

脂肪酸4分画

ジホモ-γ-リノレン酸(DHLA)、アラキドン酸(AA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)の濃度を測定する検査です。数値が低い場合、動脈硬化性疾患の発症リスクが高くなる可能性があります。

ピロリ菌検査

Hピロリ抗体

ピロリ菌に対する抗体の量を測定することで、ピロリ菌の感染の有無を調べる検査です。陽性の場合、ピロリ菌に感染している可能性が高いです。

基準範囲 異常
陰性(-) 陽性(+)
ペプシノーゲン1/2比

胃粘膜から分泌されるペプシノーゲン1(PG1)とペプシノーゲン2(PG2)の比から胃粘膜の炎症や萎縮の状態を調べる検査です。

腫瘍マーカー

腫瘍マーカーは個人差が大きく、基準値でもがんの可能性が否定できないことや、基準値を超えてもがんとは限らないこともあります。年齢や性別による差も大きいですが、PSAは信頼度が高い検査です。

CEA

高値である場合、消化器系がんや肺がん、乳がん、甲状腺がんが疑われます。

CA19-9

高値である場合、すい臓がんや胆道がん、大腸がん、胃がんなどの消化器がんが疑われます。

AFP

高値である場合、肝臓がんや肝炎、肝硬変などの肝臓疾患が疑われます。

CYFRA21-1

高値である場合、肺がんや鼻咽腔がん、食道がんなどが疑われます。

ProGRP

高値である場合、肺がん(小細胞がん)が疑われます。

PSA

高値である場合、前立腺肥大、前立腺がんなど前立腺疾患が疑われます。

基準値 異常
4.0以下 4.1以上

(単位:ng/mL)

CA125

高値である場合、卵巣がんや子宮がんなど婦人科疾患が疑われます。

CA15-3

高値である場合、乳がんが疑われます。

便潜血検査

便に血液が混じっているかどうかを調べる検査です。陽性(+)の場合は、大腸ポリープ、大腸がん、痔などが考えられます。

異常なし 異常
2日とも(-) 1日でも(+)

血管検査

血管年齢(ABI)

足首と上腕の血圧の比を測定することで、足の動脈の詰まり具合を調べる検査です。

脈波検査(PWV)

心臓から押し出された血液により生じた拍動(脈波)の伝わる速度(腕から足首まで)を測定する検査です。

上部消化管検査

上部消化管X線(胃バリウム)

造影剤のバリウム液を飲んで、食道から胃、十二指腸までをX線写真で映し出す検査です。胃、十二指腸のポリープ、潰瘍やがんなどが発見できます。潰瘍やがんによって粘膜面に凹凸が生じて、バリウムの「たまり」や「抜け」として現れます。

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

口または鼻から内視鏡を挿入し、これらの内腔を観察します。食道がん、逆流性食道炎、胃炎、胃潰瘍、胃がん、胃ポリープ、十二指腸潰瘍などの病気の発見に有用です。

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